収穫量4トン/ha（27.5ｈL）。平均樹齢：27年。オープンタンクで29℃で５日間かけて発酵。その間、2時間おきに攪拌作業。225Lのフレンチオークで24ヶ月熟成（新樽100％）。
深いルビー色。プラム、カシス、サワーチェリーなどの黒系果実の香りがベースにあり、タバコ、杉、シガーボックスなどの香りもある。2015年は、暖かい気候の為、果実味が前面に出ている。落ち着くまで少々時間が必要。なめらかで心地良い酸味、しっかりと太いボディ。上品な渋みで、クラシックなエレガント・スタイル。余韻は長い。フレンチオークの新樽１００％使用にも関わらず、樽の風味が強すぎることもなく、上品に仕上がっている。濃厚でしっかりしたワインだが、パワフルさが前に出すぎているわけでもない。酸味、果実味、ボディの全ての要素がマックスでバランス良く保たれている。同じトップレンジの中でも他と比べてレベルは１段上。これぞ「カノンコップのポールサウアー」と言わんばかりの威風堂々とした風格を見せつけてくれるワールドクラス・ワイン。