
RED WINE GUIDE
赤ワインの楽しみ方
温度とひと呼吸で、赤ワインはもっとおいしくなる。
保存のしかた、飲みごろの温度、グラスの選び方、合わせたい料理まで。南アフリカの赤ワインを、いちばんおいしい状態で味わうためのポイントをまとめました。
STORAGE
保存のしかた
赤ワインは光・高温・温度変化・振動が苦手です。買ってから飲むまでの環境で、味わいが大きく変わります。
開ける前(未開栓)
13〜15℃前後の暗い場所で
理想はワインセラー。無い場合は、直射日光の当たらない北側の部屋や押し入れなど、温度変化の少ない場所に置きます。夏場は新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室へ。
コルク栓は横に寝かせる
コルクが乾くと空気が入りやすくなるため、横向きに寝かせてコルクを湿らせておきます。スクリューキャップのワインは立てて保存して構いません。
振動と強い匂いを避ける
冷蔵庫の扉ポケットや、洗剤・香りの強い食品のそばは避けます。飲む日が決まったら、前日から静かに立てておくと澱(おり)が底に落ち着きます。
開けた後(開栓後)
栓をして冷蔵庫へ立てて保存
開けた後は空気に触れるほど酸化が進みます。コルクやワインストッパーで栓をし、冷蔵庫で立てて保存します。
2〜5日を目安に飲み切る
軽やかなタイプは 2〜3 日、しっかりしたフルボディは 3〜5 日が目安。2 日目に香りが開いて、よりおいしく感じるワインもあります。
飲む 30 分前に冷蔵庫から出す
冷えたままだと渋みが強く、香りも閉じたまま。少し置いて適温に戻してから注ぎます。
HOW TO ENJOY
赤ワインの飲み方
温度・グラス・開け方。少しの工夫で、同じ一本がぐっとおいしくなります。
TEMPERATURE
飲みごろの温度
「赤ワインは常温で」の常温は、ヨーロッパの涼しい室温のこと。日本の室温、特に夏は高すぎるので、少し冷やすくらいがちょうど良い温度です。
ライトボディ(ピノ・ノワールなど):12〜14℃
軽く冷やすと果実味がいきいきとして、酸がきれいに感じられます。夏は冷蔵庫で 30 分ほど。
ミディアムボディ(メルロー・ピノタージュなど):14〜16℃
果実味と渋みのバランスがとれる温度帯。夏は冷蔵庫で 15〜20 分が目安です。
フルボディ(カベルネ・ソーヴィニヨン・シラーズなど):16〜18℃
温度が低すぎると渋みが際立ちます。冷蔵庫から出して少し置き、香りが立ってから楽しみます。
GLASS
グラスの選び方
香りを受け止める、ボウル(膨らみ)の大きなグラスがおすすめです。
大ぶりのボウル型
グラスの中で香りがふくらみ、渋みもまろやかに感じられます。ピノ・ノワールは口のすぼまった大きな丸型が特に向いています。
注ぐ量はグラスの 1/3 まで
空間を残すことで、グラスを回したときに香りが立ちます。脚(ステム)を持つと、手の熱でワインがぬるくなりません。
OPEN & DECANT
抜栓とデキャンタ
若く力強い赤ワインは、空気に触れさせると香りが開き、味わいがまろやかになります。
若いフルボディは早めに開ける
カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーズ、ピノタージュなどは、飲む 30 分〜1 時間前に抜栓するか、デキャンタに移すと表情が豊かになります。
熟成したワインは澱に注意
年数を経たワインは澱が出ていることがあります。前日から立てて澱を沈め、最後の少しは注がずに残すのがコツです。

PAIRING
合わせたい料理
赤ワインの渋み(タンニン)は、肉の脂や旨みと好相性。味わいの重さを料理の重さにそろえるのが基本です。
フルボディ × 牛肉・ラム・煮込み
ステーキや赤ワイン煮込みには、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーズ。南アフリカのバーベキュー「ブラーイ」の定番の組み合わせです。
ミディアム × 豚肉・鶏肉・トマト料理
ピノタージュやメルローは、ローストポークや照り焼き、トマトソースのパスタにも合わせやすい万能選手です。
ライト × 和食・マグロ・鴨
ピノ・ノワールは、すき焼きや鶏の塩焼き、マグロの赤身など、繊細な料理とも寄り添います。
WINERIES
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